ミヤマシジミ（Lycaeides argyrognomon）

●データ：　栃木県河内郡上三川町（鬼怒川）　2004年9月18日 ♂

この日はツマグロキチョウとシルビアシジミ、それにこのミヤマシジミの３種の蝶を撮影するために、栃木県の鬼怒川を南から北へ北上した。いずれの蝶も河川敷や堤防で見られるが、どこでもいるわけではない。
しかし、ミヤマシジミは生息地では多産することも多い。
近縁のアサマシジミ、ヒメシジミと較べて翅表は濃い青色をしている。

●データ：　栃木県河内郡上三川町（鬼怒川）　2004年9月18日 ♀

●データ：　栃栃木県河内郡上河内町（鬼怒川）　2001年8月4日 ♀

ミヤマシジミはコマツナギを食べる。清邦彦著「富士山にすめなかった蝶たち」（１９８８年）によれば、このコマツナギは河川敷でも冠水することの少ない高い場所で、しかも砂礫質でクズやススキが入り込まない所でしか生育できない。
この条件がそろったコマツナギ群落ではミヤマシジミはしばしば数多く見られる。 写真はコマツナギで救蜜する雌。（Photo=Canon IXY D200）

●データ：　栃木県河内郡上河内町（鬼怒川）　2001年8月4日 ♂(下)♀

（Photo=Canon IXY D200）