アカボシゴマダラ（Hestina assimilis）

●データ：　神奈川県横浜市戸塚区舞岡公園　2008年9月7日　♂

樹上から畑に下りてきた。

神奈川県などのアカボシゴマダラは中国から人為的に持ち込まれて繁殖したものである。
亜種レベルで差があり、奄美諸島産は亜種ssp.shirakii、中国大陸産は亜種ssp.assimilis である。

●データ：　神奈川県横浜市戸塚区舞岡公園　2008年9月15日　♂

エノキの大木を旋回していたアカボシゴマダラ。下に降りてきてアオキの生垣の中にもぐり込んでしまった。なかなか出てこない。

●データ：　同上

数分後やっと出てきて戸板を這い始めた。

●データ：　神奈川県鎌倉市鎌倉中央公園　2008年9月15日　♀

公園の斜面にある細いエノキの周りを緩やかに回りながら飛んでいた。やがて幹に止まったり、葉裏に止まったりして産卵行動を見せ始めた。

●データ：　神奈川県横浜市戸塚区舞岡公園　2008年9月27日

柵のすぐ脇で、腰の高さの位置にカメラを向けている人がいた。鳥ではなさそうだ。よく見るとエノキの細枝に止まっているアカボシゴマダラを撮影していた。私もその後撮影してみた。下に蛹の抜け殻が見える。羽化したばかりでじっと動かないでいた。

●データ：　神奈川県横浜市戸塚区舞岡公園　2008年9月27日　♂

落ち柿にアカボシゴマダラが訪れた。夢中で黄色い口吻を伸ばして柿の汁を吸引していた。

●データ：　神奈川県横浜市戸塚区舞岡公園　2008年9月27日

もう１頭現れ、同じ方向を向いて口吻を伸ばしている。

●データ：　神奈川県横浜市戸塚区舞岡公園　2008年6月7日♀

中国大陸亜種のアカボシゴマダラには季節型があり、幼虫期を越冬して羽化した春型(第一化)は黒条が著しく細くなり白色化する。「白化型」といわれるものである。秋の低温期に発生する個体でも白化傾向が現れることがある。尚、奄美諸島に産する亜種は季節型がない。

●データ：　神奈川県横浜市戸塚区舞岡公園　2008年6月7日♀

エノキのある斜面もぐりこみ、産卵行動を取ろうとする雌。