クモガタヒョウモン（Nephargynnis anadyomene）

●データ：　茨城県常陸太田市上大門町 2007年5月27日 ♂

５月のヒョウモンチョウである。ヒョウモンチョウの仲間では一番早く見られる。木々の緑が陽に照らされてその色を増してきたころ、林縁の草原に颯爽と現れる、この橙色鮮やかなクモガタヒョウモンは、蝶の季節が来たと実感したあの少年時代の記憶を呼び起こさせる。

●データ：　茨城県常陸太田市上大門町 2007年5月27日 ♂

アザミを好んで訪れる。またウツギなどの白い花で盛んに吸蜜する個体を見るとそのコントラストに目を奪われる。少しの間活動して真夏には見られなくなる。秋には再び見られるが少ない。

●データ：　茨城県常陸太田市上大門町 2007年5月27日 ♂

裏面はほかのヒョウモンチョウ類とは違った色をしている。わずかに薄緑色で、紋が目立たない。

●データ：　茨城県常陸太田市松平町 2007年5月26日 ♀

雌は大型となり、色は薄い。

●データ：　茨城県常陸太田市松平町 2007年5月26日 ♀

クローバーの花で吸蜜する雌。