オオイチモンジ（Limenitis populi）

●データ：　北海道勇払郡占冠村大谷アリサラップ林道　2003年7月5日 ♂

北海道に来て最初にみるオオイチモンジは、いつでもドキドキする。林道を歩いていると、樹の上から雄が舞い降りてきて路面に止まる。敏感で、100mmのマクロレンズでは近づけないことが多い。少し近づくと飛び立ち、また先の路面に止まる。これを何度か繰り返してようやく撮ることができる。もっとも、露岩地などで夢中で吸水している場面に出くわすこともある。このような場合はたやすく写真も撮れることがある。また、廃屋の軒先などでも見られることが多い。

●データ：　北海道網走郡津別町最上　2006年7月8日 ♂

蝶愛好家にとって、このオオイチモンジはあこがれの蝶の一種である。本州ではほとんどの生息地で採集が禁止されているが、北海道では国立公園の特別保護区ではない限り採集ができるため、７月には多くの愛好家が多く生息する北海道東部を訪れる。ただ、最近では河川の改修や林道の整備により、その数が減少してきている。かつて多産した産地では、それほど見られないところも多くなってきた。

●データ：　北海道網走郡津別町最上　2006年7月8日 ♂

●データ：　北海道網走郡津別町最上　2006年7月8日 ♂

●データ：　北海道網走郡津別町最上　2006年7月8日 ♂

●データ：　北海道網走郡津別町最上八番沢林道入口　2006年7月8日

●データ：　北海道網走郡津別町最上八番沢林道　2006年7月8日

オオイチモンジ撮影場所のひとつ。

●データ：　北海道上川郡上川町層雲峡　2015年7月19日 ♂

時期の関係?、きれいな個体は採集者に捕獲された?。
数も少なく、しかも大破した個体ばかりだった。

●データ：　北海道上川郡上川町層雲峡　2015年7月19日 ♂

●データ：　北海道紋別郡遠軽町丸瀬布　2015年7月19日 ♂

手前シータテハ。
（Photo=Canon EOS 70D + EF8-15mmF4LフィッシュアイUSM)

●データ：　北海道河東郡鹿追町然別湖　2015年7月20日 ♂

レンタカーを糠平湖方面へ進めていたところ、車に衝突したと思われるオオイチモンジを見つけた。
新鮮な雄だった。