札幌市郊外の5月(2006年5月20日)

 本州低地では5月は初夏ですが、北海道の5月はまだ春といっていい気候です。この季節、北海道では、北海道だけに生息する蝶としてつぎの3種類が現われます。エゾヒメシロチョウとジョウザンシジミそれにアカマダラです。 北海道千歳市 5月20日の土曜日に、これらの写真を撮るために北海道を訪れました。
 今週の北海道地方はいい天気が続き、札幌では25℃程度まで気温が上がりました。週末の金曜日と土曜日は天気が崩れる予報だったので、土曜日の予定を取りやめて日曜日に行くことも考え、日曜日の航空券も予約して様子を見ました。
 金曜日に予報を確認すると雨は朝までで、次第に回復するとのこと。予定通り土曜日に行くことにして、日曜日の予約はキャンセルしました。
 8時20分に新千歳空港に着くと晴れています。さっそくレンタカーを借りて、まず千歳市でエゾヒメシロチョウを探しました。しかしエゾヒメシロチョウが見当たりません。あきらめ、次に札幌へ行き、ジョウザンシジミを探すことにしました。
 ジョウザンシジミは、数は少ないながら見られました。写真も撮れたので、場所を変え、次にエゾヒメシロチョウを探しました。数頭見つかりました。午後も3時になろうとしていました。気温も下がり始め、エゾヒメシロチョウは、はや眠り支度で葉裏に身を潜めようとするところでした。何枚か写真を撮り、帰ることにしました。 今日の気温は木曜日までと違ってあまり上昇しません。午後3時を過ぎると14℃程度になり蝶は飛ばなくなりました。
 尚、そのほか目立った蝶は、オオモンシロチョウで、一番多く見られました。目的のひとつであったアカマダラは、今日訪れた場所では見られませんでした。

ジョウザンシジミ エゾノキリンソウ
▲ジョウザンシジミ(北海道札幌市南区) ▲ジョウザンシジミの食草エゾノキリンソウ(北海道札幌市南区)
エゾヒメシロチョウ♀ オオモンシロチョウ♂
▲エゾヒメシロチョウ(北海道札幌市南区) ▲オオモンシロチョウ(北海道札幌市南区)


シロバナエンレイソウ ヒトリシズカ エゾエンゴサク
札幌市の南区、住宅街のはずれで見かけた花です(左より、シロバナエンレイソウ、ヒトリシズカ、エゾエンゴサク)。


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